あらゆる天候の写真をシネマチックに。みぞみぞ Lightroomプリセット 発売

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こんにちはみぞみぞです。突然ですが先月結婚しました。
諸々の手続きやら準備やらバタバタしている中ではありますが、Lightroomプリセットを発売します!

早速本題に入りましょう。
実は私が写真を編集するとき、使っているプリセットは1つだけです。

これも

これも

これも全部同じです。

今回はその最強のプリセットを用途ごとに派生させた、6つのプリセットをセットにしてお送りします。

題して『みぞみぞプリセット All-weather Cinematic Collection』です!
その名の通り、あらゆる天候で私の世界観を再現するプリセットとして制作しました。

前置き

なぜ最強のプリセットを分割したのか

端的に言えば「誰にも使いこなせないから」です。
複雑すぎるプリセットはどれだけポテンシャルがあっても、使い方を知らなければ役に立ちません。

なので用途別に分割し、2〜4個程度のスライダー(orトーンカーブの制御点)を動かすだけで調整が可能なプリセット群に仕上げました。

みぞみぞプリセットのコンセプト

一般的に販売されているプリセットは大きく2種類に分類できます。「一点突破プリセット」「汎用プリセット」です。名前は私が勝手につけました。

「一点突破プリセット」は、所謂ハマれば強いタイプ。作成者の世界観を強く再現しますが、基本的には上手くハマらないパターンが多いので、実用よりは勉強用に買った方が良いです。世の中のプリセットは大体これです。

「汎用プリセット」は強烈な個性はないけど破綻にしにくく、編集の下地になる実用タイプ。プリセットを当てた後に様々な編集を加えて、自分好みにアレンジ出来ます。こちらは数が少なく、大抵非常に高いです。

今回のプリセットは、汎用性を残しつつも私の世界観を再現した「やや汎用プリセット」を目指しました。
個性=クセを強めた分多少破綻しやすくなっていますが、それを補うものがあります。

「取扱説明書」です。

プリセットの想定シーン・特徴・破綻した時のリカバリー方法・アレンジの仕方を隅々までカバーしました。もはやプリセットよりもこっちの方が価値があると思っています。
ぜひ取扱説明書を見ながらプリセットを使い込み、アレンジして、あなたなりの最強プリセットへと育ててください。

プリセットの紹介①やや汎用プリセット

今回のセットには2つの「やや汎用プリセット」が含まれます。
私と同じような撮り方をしていれば、この2つのプリセットで大抵の天候をカバーできます。
もし上手くハマらなくても簡単に調整できるように作られています。

Faded memory

やや汎用プリセット1つ目の「Faded memory」

シャッターを切ったときには鮮明だった記憶も、時間が経つうちに周辺や細部が抜け落ち、あなたが心奪われた被写体の存在のみが際立っていく。そんな記憶を表現するためのプリセットであり、みぞみぞの世界観の根底となるものです。

Faded memoryは今回のセットの中で最も汎用性があるプリセットです。ある程度コントラストのある写真に対して、(露出が適正なら)ほとんどの場合破綻なくハマるようにできています。

元々のコントラストを活かしつつ中間調の質感を高め、ティール&オレンジの色味を優しく乗せました。アレンジの幅が非常に広く、ほぼ全てのパラメータに調整余地があります。
そのままでも十分実用性がありますが、ぜひこれをベースに新たなプリセットを作り上げてください

Calm days

やや汎用プリセット2つ目の「Calm days」

大切な記憶は、強烈な光の下でだけ生まれるものではありません。
曇りだったり、霧だったり、日が落ちた後だったり。穏やかな時間にぴったりのプリセットです。

Calm daysはややフラットな光を想定しています。霧・雪・雨・日没後など明暗差の少ない写真に対しても破綻せずに適用でき、シャドウを優しく持ち上げながら暖かい雰囲気に仕上がります。晴れた時には、逆光でやや暗めに撮影することで適合するようになります。

カラーグレーディングはかなり控えめですが自由に調整できるので、データに合わせて調整・アレンジしてください。

プリセットの紹介②一点突破プリセット

やや汎用プリセットのアレンジ例となる一点突破プリセットを4つ収録しています。
これらのプリセットは撮るシーン・光の取り入れ方まで私の真似をしないとハマりません。その代わり、上手くハマった時はみぞみぞの世界観を忠実に再現してくれます。

一点突破プリセットは、やや汎用プリセット2つをベースに作っています。
その関係性を調べて勉強するもよし、新たなプリセットを作るも良しです。

Bystander’s view

感動的な朝日。それを眺めるあなたと友人。
あなたがふと視線を友人に移した時、見える景色はどんなものでしょうか?


そう、サイド光と逆光です。

「Bystander’s view」は、強い明暗差がある環境で撮った逆光やサイド光写真のためのプリセットです。眩い光の印象を残しながらも、強すぎる明暗差を緩和しシャドウの階調を蘇らせます

Vibrant lights

「Vibrant lights」Bystander’s viewの対極となるプリセットです。

光が弱すぎて物足りない時、Vibrant lightsを使えば被写体の立体感・質感を強調することができます。よく言えば大胆、悪く言えば乱暴なプリセットで、なんとなくつまらない写真を復活させる可能性を秘めたアイテムです。

肌の綺麗さを全く考慮していないので、後ろ姿や風景に使うのが吉です。

Seasonal colors

「Seasonal colors」「Silent dawn」は先の2つと違い、光を素直に活かすプリセットです。

Seasonal colorsは晴れた午後の順光専用です。季節にもよりますが、だいたい午後2~4時くらいの光が似合います。空、海、自然の風景を背景にすれば季節ごとの空気感を100%引き出してくれます

夏なら爽やかに、秋冬はノスタルジックに

春は似合いません。私花粉症なので。

Silent dawn

「Silent dawn」はその名の通り、日の出前専用のプリセットです。日の出前の東の空から弱い光を丁寧に汲み取り、繊細なグラデーションを作り上げます。
日の出前にポートレートを撮る人間なんてそう居ないと思いますが、どうしても入れたかったプリセットです。

一番の特徴は、薄いグラデーションの中にティール&オレンジを破綻なく組み込んでいることです。
これによって日の出前という難しい環境下でも個性ある色作りを実現しています。

この調整が本当に大変でした。どういうテクニックで実現したのか、取扱説明書にしっかり書いておいたので皆さんも応用してください。

ちなみに本来の用途とは異なりますが、日中に使うと非常に強いフェード感のある映画調の写真になります。

販売について

『みぞみぞプリセット All-weather Cinematic Collection』は10/7(金) 19:00~発売です!
価格は6つセットで7,500円。相場価格よりも相当安くしました。ちょっと安くしすぎたかもしれません。少しでも多くの方に試していただければ嬉しいです。

1つあれば派生プリセットは自分で作るよ!という上級者向けの販売も行います。そちらはFaded memory単品で3,500円

また、逆にプリセットの使い方やアレンジの仕方までサポートしてほしい!という方向けに、6個セット+オンラインでの1対1編集指導(1時間)を含めて12,000円のプランも用意しました。こちらは数量限定です。

それぞれPC版・スマホ版両方を用意していて、プリセットの使い方・アレンジ方法を書いた取扱説明書が付属します。

さて、ここまで大変長くなりましたが、読んでくださってありがとうございました!

私の写真が好きだと思ってくれる皆様、ぜひご自分の写真でその世界観を再現してみてください。

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